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ワインとメガネと「オノ・ナツメ」ワールド!

イタリアのローマにあるレストランに集う人々を描いた漫画『GENTE~リストランテの人々~』を紹介します。

『GENTE~リストランテの人々~』(オノ・ナツメ)は、太田出版の「マンガ・エロティクス・エフ」にて連載していた作品で、単行本は全3巻。残念ながら本誌は休刊となってしまったのですが、本作を始めとして少なからぬ名作や良作漫画を掲載していた漫画誌でした。

『GENTE~リストランテの人々~』

メガネをかけた初老男性フェチ

本作は、ローマのリストランテ(レストラン)「カゼッタ・デッロルソ」で働く人やお客さん、その家族や知り合い達を描いた作品です。店の名前である「カゼッタ・デッロルソ(casetta dell'orso)」は、イタリア語で「熊の小屋」の意味。奥さんのオルガに「クマみたい」と言われていることもあるほど、体格の良いオーナーのロレンツォが元になっているようです。そんなロレンツォがレストランを開くのですが、愛しい奥さんの好みに合わせて、メガネをかけた初老の男性をカメリエーレ(ホールスタッフ)に採用しようと考えるところから話が始まります。

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メイド喫茶ならぬ、メガネレストランでしょうか。ただし「カメリエーレ」は、料理を運ぶ人であるだけでなく、お客さんへの気配りや上品な物腰なども兼ね備えたスタッフであることが必要なようです。メガネをかけたおっさんなだけではダメなんですね。

欠かせないワイン

グルメ漫画ではないのですが、レストランを舞台にしていることもあり、本作に欠かせないのがワインです。オーナーのロレンツォはワイナリーの経営者で、ロレンツォの義兄であるジジ(もちろんこちらもメガネの男性)がレストランでソムリエを務めていることもあり、話中でワインが度々登場します。具体的な銘柄こそ分かりませんが、普段飲みのワイン、とっておきのワイン、まかない向け?の高いワイン、と状況に合わせていろんなワインを飲んでいるシーンが描かれています。

『リストランテ・パラディーゾ』も

『GENTE』に先駆けて描かれた漫画が『リストランテ・パラディーゾ』です。主人公はコミックス表紙に描かれた赤毛の女性ニコレッタ。初老のメガネが大好きなオーナー夫人であるオルガの娘なのですが、そんな趣向が遺伝したのか、店のスタッフであるクラウディオ(表紙の右側の男性)に惹かれて、少しずつ距離が縮まって…と、話が進んでいきます。

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時系列的には『GENTE』の2巻ラストの10話と3巻最初の11話の間に来る物語です。ニコレッタの恋愛譚が多めなので、必然的にワインの出番は少な目になってしまうのですが、ジジが素敵なバイプレーヤーとして活躍する場面もあり、やはり楽しめる内容になっています。ワイン好きな人も、メガネ男性が好きな人も、両方合わせて一読ください。

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  • SIL
  • 2018/05/17